意外と知らない?『インテリア』の歴史
*ベットの歴史
現在日本国民のおおよそ半分程度の人がベッドを使用していると言われています。
しかし現在のベッドも、普及が始まったのは戦後のことです。
それまでもベッドを作る所はいくつかありましたが、フランスベッドの登場によって
全国的な一般の人への普及が広まりました。
一番古いベットは旧石器時代のものです。
当時のベットはワラなどの天然材料を積み上げて動物の毛皮を載せた
山にすぎませんでした。その後奈良時代になると、中国から伝わった
御床と呼ばれるベッドを寝具として使用していました。
畳が普及した平安時代には、貴族などの位の高い人は
畳を重ねて作った八重畳に敷物を敷いて寝ていた様です。
しかし、その時代の庶民の多くは古代と変わらずゴザやむしろを地面に敷き
その上に眠るという方法が一般的でした。
鎌倉時代〜安土桃山時代には、襟などがついた「掻巻」や「御衣」と呼ばれる
掛け布団の原型とも呼ばれる寝具が登場します。
しかしこれも身分の高い一部の人たちだけが使用できるものでした。
その後江戸時代に入ると今でいう敷布団が登場しますが
やはりこれも高級品であったため使用できるのは
裕福な人や身分の高い人だけに限られていました。
明治時代になると海外から「綿」が輸入されたことにより
やっと「綿布団」が登場しました。
さらに昭和になって機械を使った紡績が行われたことで
庶民でも手にできる価格に落ち着いたこともあり
やっと綿布団が一般に普及しました。
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