暮らしの歳時記 4月
十三詣り(4月13日)
数え年13歳に成長した男女が厄難を払い
知恵を授けてくださるように
虚空蔵菩薩を参拝する行事です。
13歳は12の干支が一巡し
自分の干支に回ってくる初めての年で
子どもから大人へと成長する時期。
女の子には
大人の着物(本裁ち)を着せて
大人になるのを祝います。
十三詣りは
全国的にはあまり一般的な
行事ではありませんが
関西、特に京都では
盛んに行われています。
京都では嵐山にある法輪寺に
お参りする風習がありますが
この法輪寺は、京都市内から
渡月橋で桂川を渡った場所にあります。
お参りした帰りには
渡月橋の途中で振り返ると
「授かった知恵を全て失ってしまう」
という言い伝えがあり
子どもたちは
振り返らないようにして
橋を渡りきるそうです。
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